アメリカ合衆国の歴史
Contents
前提事項
- アメリカ”大陸”の歴史ではなく、現在のアメリカ”合衆国”の歴史
- 諸説あるものの、調べたことをもとに現在の私の認識・理解を中心に書いていく
- 今後も必要に応じて加筆修正をしていく
アメリカ大陸の発見
アメリカ大陸の発見の初めは、イタリア生まれの冒険家コロンブス。彼が西方への航海中に大陸を発見するも、死ぬまでインドだと思っていた。これが現在も西インド諸島と呼ばれる理由。
その後、イタリア人アメリゴ=ヴェスプッチがインドではないことを発見した。彼はコロンブスなどの冒険に投資する投資家であり、自らも航海にでた。彼の名前のラテン語読みからとってアメリクス・ウェスプキウス(Americus Vespucius)、アメリカと名付けた。
カトリックとの闘い
イギリスでカトリック教徒と、プロテスタント教徒との戦いが加速。カトリック教徒はプロテスタントを迫害していた。カトリックの教会は豪華絢爛。プロテスタントはそれを抗議する立場。その中でもカルバン派の清教徒「ピューリタン」がアメリカ大陸に信仰の自由を求めて入ってきた。
ゆえに、アメリカはプロテスタントが多い。のちの大統領ケネディは、カトリックの大統領でとても珍しい立ち位置である。
当時のアメリカの中心地は、ボストン。ボストン中心にピューリタンが入植した。現在も続くハーバード大学は、ピューリタンの指導者を作るためにできた大学であり、このころ誕生した。
イギリスとの闘い/ボストン茶会事件
プロテスタントは、アメリカに入植したが、本国イギリスの植民地であることは変わらなかった。イギリスは植民地に対し重税を課した。
植民地は、本国から見れば、子会社のようなもの。子会社に対して多額のロイヤリティを課す事でコントロールしていくような体制を取っている。⇒ビジネスの世界でも子会社をどう管理していくかという問いに対して応用ができる。
植民地を維持管理していくのはお金がかかる。重税で人を縛るのが当時有効なコントロール手段だったのかもしれない。
イギリス支配に対して、アメリカ人は、我慢できないということでボストン茶会事件が発生。イギリス支配からの独立を目指すこととなる。
「こんな茶飲めるか!」
アメリカ独立宣言
アメリカは、イギリスと戦って独立を宣言。
なぜアメリカは、強豪イギリスに勝てたのか。実は裏にフランスが支援していた。当時フランスはアメリカ大陸の真ん中部分を支配していた。
また、アメリカは、領地開拓の真っ最中。当時、ミニットマンと呼ばれる銃器を持った人たちが森や山を開拓していた。なぜミニットマンと呼ばれたか。それは、猟銃を持っていたため、イギリスが来た時にすぐに応戦できたからだ。森に誘い込み、イギリスを撃破する。
独立宣言の矛盾
アメリカは、独立宣言とともに、1から憲法をつくった。「人間は平等である」と記載するも、目下奴隷を連れてきていたという事実もありそれが、後に自らを苦しめることになる。
1から作ったアメリカの憲法は当時珍しいものであった。イギリスのマグナカルタはあったが、既存のいろいろなものの寄せ集めで作ったものであった。まさに新しい国家を作るという自由に満ちたものであった。
次に通貨を作った。欧州で使っていた銀貨ターレルスペイン語でドレラ。ドレラから派生してドルと名付けられた。当時の覇権国家スペインの影響が大きいことがわかる。
アメリカの首都、初めはフィラデルフィアに作った。今はワシントンDCに移っている。 DCはDistrict of Colombiaの略で、どこの州にも属さない特別な地域ということを意味している。
フランスから領土購入
ミシシッピ川から西、アメリカ大陸の真ん中をフランスが所有。フランスはナポレオンの時代である。フランス革命が起こって、ナポレオンは皇帝になった。
ナポレオンはアメリカの真ん中の土地(ルイジアナ)をアメリカに売却し、アメリカを撤退した。
理由:カナダ(イギリスのバックアップ)が南下してきたら勝てない。⇒売却したい。
買ったことでアメリカは、いきなり領土が倍に。
カナダとの闘い/米英戦争
フランスから領土を購入し、領土が増えたアメリカ。カナダ(イギリス)と米英戦争を行う。アメリカはめちゃくちゃぼろ負けする。
当時のホワイトハウスは大統領官邸、カナダ(イギリス)に責められて焦げる。
→黒くなった大統領官邸を、白く塗り直すことでホワイトハウスと呼ばれることになる。
メキシコとの闘い
アメリカは、カナダを攻めるのをあきらめ、さらに西側を責める。メキシコが持っていた土地を攻めて、テキサスとカリフォルニアを奪い取る。
その後その土地から金鉱が見つかる。ゴールドラッシュへ。ゴールドラッシュとなったことで、移民労働者が集まる。Gパン、リーバイスが誕生したのはこのころ。ドイツ系移民リーバイストラウスが作った。
日本史は、この辺りは江戸時代。ジョン万次郎がアメリカに立ち寄っている。ジョン万次郎はハワイに行ったけど、そのままアメリカ行きの船に乗せてもらうことに。ジョン万次郎はゴールドラッシュに参加している。
アメリカ内部での戦い/南北戦争
このころアメリカは農業大国
綿花(コットン)がめちゃくちゃ取れた。コットンを取るための機械も発展。労働者である奴隷(黒人)をものすごく酷使していた。
ここで、憲法に書いた、「人間は平等である」という文言に矛盾が生じた。人間は平等であると書いたが黒人奴隷を酷使している。
北部は、工業がメインで、奴隷をたくさん使わない産業であった。
北部は奴隷を比較的あまり使わない 自由州。南部は奴隷をたくさん使う 奴隷州
連邦政府はどういう意見?
ミズーリ協定 で真ん中にわけて自由州・奴隷州にしませんかとしたがまとまらない。
アメリカはどういう国にすべきか。人道優先?経済優先?
リンカーン
人民の人民による人民のための政治。イリノイ州にいた。ダグラスという奴隷支持派の政治家がいた。このダグラスを倒したいと思っていた。
論戦
「ダグラスは、奴隷についてどう考えているか 」
「ナイーブな話題だ(イリノイ州では特に・・。)」
古参ダグラスは、イリノイ州は奴隷反対派が多いが、アメリカ全体としては、奴隷支持派が多い。イリノイ州の人の前で明確に言いたくなかった。
リンカーンは、南部の奴隷は解放せよ。北部の奴隷はそのまま(資本家の機嫌を取る)
奴隷解放宣言 世界的世論を味方につけて絶妙なバランスで発表した。
アメリカ大統領(リンカーン)の暗殺「暴君はいつもこうやって死ぬぜ」
大統領になって2日で暗殺
スペインとの闘い/大陸間横断鉄道
国内の強化をしなければいけない。
大陸間横断鉄道を作る。⇒蒸気機関車から電車/ベル
→ゴールドラッシュ→1800年代後半は金ぴか時代と呼ばれる。
アメリカの国土がでかい。大陸間横断鉄道が開通して大量に物を作って大儲けした。ゆたかになった。実は輸送が早くなった。⇒産業はストップ。
鉄道通すときは、中国の移民をたくさん使った。中国人排斥法を作った。
永遠に続くと思っていたフロンティアがなくなった。
→どうするか。
海外に取りに行こう→海外に攻め込むことに。
モンロー宣言「アメリカはもう拡大しない/争わない」
ローズベルト こん棒外交
→スペイン戦へ
スペインとの闘い/米西戦争
フィリピン/グアム/ハワイ→をスペインから奪う。
大航海時代のNo1を超えたという話。
帝国主義/軍国主義の時代。アメリカも植民地取りに行こうぜという流れ
先進国のおごりが世界大戦を生む。
ドイツ、日本との闘い
ヨーロッパで戦争→アメリカは巻き込まれたくないと思っていた。
イギリスとの関係は、経済的には続いていた。政治的には離れたりくっついたりしたけど貿易はイギリスの流れを組んでいる。貿易をストップさせることはできない。
後半からアメリカが登場する理由→アメリカは嫌がっていたが、貿易を止めたくはなかった。イギリス側に。
ドイツに勝利
賠償金
イギリスはアメリカからお金を借りる。お金を返すためにドイツに多額の賠償金を取る。
アメリカは、賠償金を返してもらうもののそのお金でドイツの復興を助けることで。
世界恐慌
フォード/ベルトコンベア/ディズニー/コーラ
急にアメリカが失速/木曜日
ボロボロのアメリカに。
→自由主義(各州が自由に)でやってきたが、国家によって管理していかないと
ニューディール政策。
イギリスやフランスは、ブロック経済。自国の利益を考える。
困ったのは、ドイツ 超貧乏状態。
そこで出てきたのが、ヒトラー/ムッソリーニの独裁者
強いドイツを取り戻す!
ここで日本
欧米列強に並びたい!
日清戦争/日露戦争で勝った。
日本も植民地が欲しい・・。日本は日本で恐慌中。
満州を起点として中国に。日中戦争
ここに危機感を抱いたのがアメリカ
ABC包囲網で石油の輸入がなくなる。
東南アジアに石油を取りにいく。
そのために先に、攻撃される前にハワイのパールハーバーを叩く。
→第2次世界大戦へ。
第2次世界大戦
一次大戦でボロボロのイギリス。第2次世界大戦でアメリカのNo1が確実に。
ここで機軸通貨がドルに。
資本論マルクス 金持ちへの恨み節
核を落とすアメリカ。ソ連も持っている。
マジで戦ったら、世界が終わる→代理戦争へ。
共産主義との闘い
朝鮮戦争
ケネディTV時代に勝ち抜いた。
キューバ危機。ソ連がキューバに核の基地を作るかどうか。
→ソ連はチェルノブイリ/ソ連崩壊自滅していく。マルタ会談で終結していく。
ベトナム戦争
最強アメリカが初めて負けた戦争。
ミニットマンで勝ち抜いたアメリカが、ベトナムにミニットマンやられた。
正義の味方としてのアメリカだったが、TVで放映され「本当に正義か?」
No1であるが、少しくたびれたアメリカ。
中東との闘い
湾岸戦争
中東は、石油が出ると思ってなかった。石油の戦い
オイルラッシュになると、お金がとられる。
イラク戦争
イラク進行を止める。核兵器持ってるんじゃないか?
911
リーマンショック
家をローンで買わせ、それを株のように売ることが流行った。リーマンブラザーズがつぶれた。一気に不況に。
リーマンショックからの回復で出てきたのがオバマ大統領。経済を大回復させたわけではない。この失望に対して
→アメリカをもう一度強くする。ドナルドトランプ
・移民を入れない
・アメリカの警察をやめるぞ・もう守らん
→日本は自衛隊を国防軍にしなければ・・。
中国との闘い/貿易戦争
GAFAに対して、ファーウェイ、テンセント、
鄧小平で資本主義を導入し、国策で企業を強くしてきた。
自分の国のことだけを考えて、経済を爆上げしてきた中国。
一対一路構想→ヨーロッパまでつないで経済圏を作る。
拡大をやめたアメリア。
どっちが勝つか。
オススメの本
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