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【指標解説】配当性向は、株主還元を見る指標|高すぎても低すぎてもNG

こんにちは!ノオトです。

銘柄分析をするうえで、いろいろな指標が出てきます。私も馴染みのないものも多いので1づつ調べていきたいと思います。

それでいってみましょう!

配当性向は、株主還元を見る指標

配当性向

配当性向(%)=1株当たりの配当金/1株当たりの当期利益×100

配当性向は、当期の利益のうち、何パーセントを配当金として支払っているか見る指標です。

100万円利益が出た会社が、40万円配当金を支払ったら40%になります。

配当性向の見方:高くても低くてもNG

高い=株主還元に積極的な一方で、現金の社外流出が多い

低い=株主還元に消極的な一方で、しかし現金の社外流出が少ない

配当金は、株主に支払うお金であり、会社の外に出ていくお金になります。

会社の外にお金が出ていくということは、会社としてはその資金を再投資できないわけなので将来の成長に向けて使うことができません。

今現在の株主からしたら配当金が高い方が嬉しい一方で、将来性を見据えた時には ここの配当金は少なく配当性向が低い方がいいと考えられます。

具体的に見る配当性向

具体的に比較してみましょう。

3つの会社の配当性向を用意しました。

・IBM

・Microsoft

・MO

IBM vs Microsoft

どちらもIT業界で幅広いサービスを行っています。

こうやって見るとIBMは株主還元を高めていると考えられます。一方でマイクロソフトは年いによってばらつきがあります。

これは、配当金/当期利益という式から考えると、一定の配当金が出ていると考えた場合に、IBMは利益率が下がっているが配当を維持しているという仮説もたちます。同じように見た時に、マイクロソフトは利益にブレが大きいいのかなと想定することができます。

IBM銘柄分析 配当性向 MSFT銘柄分析 配当性向

実際に利益を見てみると、確かにIBMは右肩下がりで下がり続けています。

2011年度と2017年度を比較すると、7年で25%の売上が落ち込んでいます。

これは、ビジネスモデルをクラウドやAI(人工知能)といった市場拡大が見込める最新テクノロジーにシフトチェンジしようとしているためです。

その結果、大部分を占めていた既存事業の売上が落ち込み、5年6ヶ月(22四半期)連続で前年同期比の売上が減少を続けているためです。

一方で、マイクロソフトのほうは、確かに利益にばらつきがあります。

14年2月に就任したサティア・ナデラCEOが、クラウド事業を強力に推し進め、データセンターなどに巨額投資を行いました。

結果、15年から売上高は既存事業の売上げを維持しつつ、新技術事業が右肩上がりに拡大していることが想定されます。

クラウド戦略への転換は大成功と言えるでしょう。

IBM銘柄分析 売上高、純利益、粗利率 MSFT銘柄分析 業績推移

株主還元の多いたばこ株(MO:アルトリア)

合わせて株主還元が多いタバコ株の配当性向の見ておきましょう。

比較してみると一目瞭然です。 たばこ株であるアルトリアは配当性向が非常に高い 割合で推移しています。 利益に対して7割から9割 ほどの還元をしていると見て取れます。 ただし直近 FY 17や18は低くなっています。

これは利益が増えていると言えるかもしれません、業績の方見てみましょう。

 

MO銘柄分析 配当性向 MO銘柄分析 売上高 純利益 粗利率

こうやってみると2016年17年は利益率が高いです。

2016年度と2017年度の利益が増大している理由は、

・ 2016年度の利益増大の理由はアルトリアのが約28%の株式を保有する SAB ミラーというビールメーカーが業界首位のアンハイザー・ブッシュ・インベブに710億ポンド(約13兆円)で買収されたことに伴う利益の増加

・2017年度は トランプ大統領によるアメリカの税制改革で法人税が一律21%に下がったことにより利益が増加

という、ちょっと特別な理由です

 

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