こんにちは、ノオトです。
本記事のテーマ
来年の自分に向けて「令和2年の確定申告」について振り返ります。
本記事の信頼性
本記事を書いている私は、こんな経験があります。
・確定申告4回目
・不動産所得がありFreeeで青色申告を実施
読者へのメッセージ
確定申告は、面倒くさい作業ではありますが、昨年の自分の活動を振り返る良い機会でもあります。頑張っているのに税金が多かったりすると、自分の戦略の誤りに気付けたりします。
それでは、いきましょう。
今回の確定申告のトピック
不動産所得
給与所得
ESPPによる国外給与所得
前職からの退職一時所得
米国株配当金とその外国税額控除
小規模企業共済等掛金控除
寄付金控除(ふるさと納税)
配偶者控除
電子申告(Freeeを使った電子申告)
クレジットカード納税
不動産所得+米国株+外資系企業勤務+転職で今回は確定申告で申告すべき論点が多かったです。また、青色申告特別控除の65万円を見据え、今年は電子申告をしました。
確定申告提出書類
確定申告書B 第一表
確定申告書B 第二表
確定申告書B 第三表
青色申告決算書 (一般用)
青色申告決算書 (不動産所得用)
株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書
申告書付表:上場株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除用
Freeeからの出力書類です。ESPPに係る提出書類があるか確認中
今回の確定申告のスケジュール
12月:ざっくり所得を計算し、ふるさと納税を実施
不動産所得をFreeeに入力開始
本来ならこのタイミングで確定申告を8割がた終わらせたかったのですが、Freeeが2020年の確定申告に向けた機能をリリース予定ということで使えず、あまり準備ができませんでした。
1月:会社から源泉徴収票を受領
年末調整の還付もあり、ホクホクしていた時期。もしや所得が少なくてあんまり税金かからないのではと安易に考えていました。
2月:確定申告本格着手
明細の登録はやっぱり面倒。仕事で会計をやってきたから貸借や科目が当然わかるけど、普通の人にはちょっと辛い作業だと思う。税理士に頼んでるのかな?
3月:確定申告書類作成完了
電子申告&納税へ
本業が想定以上に忙しく3月ギリギリで終えました。確定申告の提出期限はコロナの影響で伸びているものの伸ばしてメリットがあるものではありません。私は3/15までに終えることを良しとしています。
不動産所得
昨年はアパート3棟目を購入したので、3棟からの収入が確定申告の対象です。
取得費用(登記費用/手数料等)で大きく赤字になるつもりでしたが、土地取得の為の借入金利子が行く手を阻み損益は不動産所得は0円です。固定資産取得税の通知ももまだ来ておりません。
?0円~65万円の黒字
→青色申告特別控除65万により所得0円
?土地取得の為の借入金利子~0円までの赤字
→赤字を計上できず所得0円
この土地取得の為の借入金利子~65万円までの間はどう調整できたとしても結果所得0円になります。(通称、節税意味ないゾーンです。)
給与所得
会社から源泉徴収票をもらって入力。ここは特別難しいところはなかった。
転職したので、前の会社から受け取った源泉徴収票を今の会社に渡す。今の会社はこれらの数値を合体した状態で源泉徴収票を作成してくれ年末調整をしてくれる。
今回はその源泉徴収票を入力するのみ。
ESPPによる国外給与所得
前職からの退職一時所得
いわゆる退職金です。
退職給付の控除が240万まであるので、これは所得に影響あありませんでした。
米国株配当金とその外国税額控除
米国株をしているので、外国から配当金を受けている。配当金は、アメリカで課税され日本でも課税される2重課税状態。
この2重課税状態の配当金に係る税額を返してもらえるのが「外国税額控除」
年末に閲覧可能になる下記の「特定口座年間取引報告書」をみて「外国所得税」の額を確認する。
この金額を返してもらえるので、外国税額控除としてFreeeに入力する。入力する画面は下記の通り。
確定申告 > 確定申告書類の作成 > 確認
確定申告書のプレビュー下の「直接入力編集へ」
確定申告書Bの「外国税額控除等」に入力項目があります。
区分は「1」を入力。金額は、楽天証券「特定口座年間取引報告書」をみて「外国所得税」を入力。
ソース:国税庁HP
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki2017/pdf/55.pdf
「居住者用(外国税額控除に関する明細書」の「6 外国税額控除額の計算」の?欄に金額がある場合には、区分の□に「1」を入力します。
小規模企業共済等掛金控除
iDecoです。
前職から引き次いで米国株を運用しています。その分税金がやすくなるので全額自己負担で支払いを行っています。ここは年末調整されているので確定申告時は、源泉徴収票をもとに入力するだけでおしまい。
寄付金控除(ふるさと納税)
ふるさとチョイスを使ってふるさと納税をしています。今回は2つの地域に合計30万円程納税しています。
確定申告 > 確定申告書類の作成 > 収支
Freeeでは、「ふるさと納税などの寄付をしましたか?」というふるさと納税の入力欄があるのでそのまま入力して完成。
配偶者控除
配偶者控除。
これは聞いても面白くないかもしれませんが、配偶者の所得が103万は超えてるんですよね。専従者給与を渡した方が節税になったりしますが、配偶者の社会参加という意味があるので私は働きたければ働くという方針にしていもらっています。
電子申告
電子申告するにあたり、困るのがパスワード関連です。私はいろいろ混同してしまったかつ、5回間違えるとロックがかかり、区役所に行かなければ解除できない仕様に引っ掛かり区役所に出向いています。
メモすべき番号群
キャプチャを取るレベルでメモしたほうがいいです。間違えた時の手戻りが半端ないので。
利用者識別番号 | ここに説明文を入力してください。 |
---|---|
暗証番号 | 利用者識別番号の暗証番号とは、e-Taxを行うために利用者識別番号の取得時に設定した暗証番号のこと。この暗証番号は半角文字の数字又はアルファベットで8文字以上50文字以内で設定したものです。利用者識別番号に紐づく暗証番号はこの暗証番号を指す。 |
Freeeのログインパスワード | ここに説明文を入力してください。 |
納税者用確認番号 | ここに説明文を入力してください。 |
署名用電子証明書の暗証番号 | マイナンバーカードの取得時に設定したマイナンバー署名用パスワードのこと。このパスワードは半角文字の数字とアルファベットの混在で、6文字以上16文字以内で設定したもの。 |
名前が似てるんですよね。イメージだけで覚えて突っ込むと間違いなくロックされますので注意が必要です。本当に。
手順
?公的個人認証サービス 利用者クライアントソフトのダウンロード
・JPKI利用者ソフトのダウンロード
・電子証明書の登録
?Freeeの電子申告アプリのダウンロード
・デスクトップアプリをダウンロード
?国税電子申告・納税システム(e-Tax)
・利用者識別番号の取得
・暗証番号の登録
?Freeeの電子申告アプリで電子申告
電子申告アプリはFreeeの画面から開きます。その際にマイナンバーや利用者識別番号を入力します。
次に下記の画面で署名を選んで、暗証番号を入力します。昨年私はここで5回間違えて、区役所まで行きました。
納税
今年はざっくり10万円ほどの納税になりました。
給与以外に、国外給与としてのESPPがあるのが大きいです。ESPPは源泉徴収されずそのまま所得を増加させます。そのため、納税が発生する可能性が高いと学びました。
令和2年のESPPは、私にとっては半年分のESPPです。1年分になったり、RSUの付与があるとさらに納税が考えられます。外資系企業は税を回避し、社員は高給と思われがちですが、外資系社員はその分たくさんの税金を納めているのが実情です。(今年こそは、効果的な節税策を調べなきゃ)
ここから先は、メモ
e-Tax API サーバ応答が不正です|送信する電子証明書ファイルを選択してください。
電子証明書が登録されていない。
どこに?
e-Taxソフト > 利用者情報登録 > 電子証明書登録・更新
マイナンバーカードでログインすると・・。
電子証明書の登録・更新ボタンがグレーアウトされていて押せない問題に遭遇
>電子証明書の更新を行う場合は利用者識別番号と暗証番号を入力してログインする必要がある
つまり、利用者識別番号&暗証番号でログインする必要がある。